木津歯科OMFC

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troubleトラブル対応

インプラント治療トラブルが生じないためにTo prevent trouble

NHKクローズアップ現代や日本顎顔面インプラント学会などで、
インプラント治療を受けようと考えている方々へのトラブル回避について下記警告を行っております。
患者さまはインプラント治療を受けるに際し、
その歯科医院で下記4点が行われているかを十分考慮して治療を開始してほしいと警告しております。

トラブル事前回避には

治療費が安すぎないか?

インプラント治療はCT、コンピュータシミュレーションなどの精密検査、化学的背景のしっかりした歴史あるインプラント体、アバットメントの使用、上部構造は高適合となるCAD/CAM作製されたもの、そして専門的なインプラントメインテナンスによる長期良好な予後が重要となります。インプラントは患者さまの体の中に埋め込む治療ですので、全てのステップで妥協してはいけません。当然、治療費はある程度必要になります。安すぎる治療費はいずれかの要素が省かれていると考えられます。

血液検査をしているか?

インプラントは外科処置で、体の中にチタンを埋め込む治療です。
術前にしっかりとした血液検査が必要なのは当然のことです。

口腔内検査、歯周病治療を行っているか?

インプラントは歯周病菌にはとても弱いものです。
せっかく入れたインプラントが歯周病菌に感染してしまうとインプラント周囲炎となり脱落に至ることもあります。歯周病と唾液の検査は必須です。

手術を行う先生はきちんと説明してくれているか?

インプラント治療を説明してくれる先生と手術を行う先生が別では問題があります。
インプラントは先進的な医療です。インプラント手術を行う先生からもしっかりと手術方法とそのリスクについて説明を受けなくてはなりません。

成功率を100%に近づけるための努力100% success rate

インプラント治療に限らず医療というものは、人が人に対する行為であり、患者さまが完全に満足するといった気持ちも含めるとその成功率が100%ということはあり得ません。
しかし、100%に近づける努力はわれわれ歯科医師やコ・メディカルスタッフは行っております。
100%に近づける努力とは、患者さまの体の状態を血液検査で知り、口の状態を歯周病検査で知り、あごの骨の状態を高精度なCT、コンピュータシミュレーションで把握し、これらを十分に説明し、そして体に害の無い良好なインプラントを高技術で手術し、患者さまの口の中に最適なアバットメント、高技術で作製した上部構造を提供し、それぞれの状況に応じた徹底した専用メインテナンスを行っております。このような繊細な技術と配慮が本治療には必須なのです。

2012年11月23日に東京で行われたインプラント最大手のノーベルバイオケア社主催の『インプラント臨床におけるリスクマネージメント&トラブル対応』で当院院長がコーディネートおよび外科部門講演を行いました。
定員を遥かに上回る歯科医師らが参加され、その中でのアンケートでは約40%の先生らが何らかのインプラントに関するトラブルに遭遇したという結果がでました。

しかし、そこに参加された歯科医師たちは休日返上でしっかりと勉強され、今後のインプラント治療の成功率を高める努力をされていると感じました。歯科医師およびコ・メディカルスタッフのこのような努力は、患者さまから見るトラブルの少ない満足な治療を受ける先生選びのひとつの指標となります。

当院執筆のインプラント治療のトラブル対策に関する医学専門書

  • 小宮山彌太郎,木津康博 インプラント修復の臨床基本手技4
    トラブル対応とメインテナンス.18-19,
    デンタルダイヤモンド社,東京,2011
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